【英語苦手なママと挑む親子留学】カナダ生活6年目のリアル奮闘記

こんにちは!2019年に、当時Grade9(中学3年生)の娘とGrade8(中学2年生)の息子、そして愛犬と一緒にカナダへ渡航し、親子で留学生活をスタートさせた母です。月日が経ち、カナダ生活は6年目を迎えました。今では子どもたちも大学生となり、それぞれの道を歩んでいます。

母(私)の英語力は……お察しください ( ̄▽ ̄;)

子どもたちの英語力に助けられて、今でこそだいぶスムーズに対応できるようになりましたが、こちらに来たばかりの数年間は、慣れない環境でいろいろと苦労がありました。今日まで本当に娘と息子の協力なしでは乗り越えられなかったと思います。

今回は、そんなカナダ生活での「英語力不足で困った、英語力があっても困った、エピソード」をご紹介します。

困ったエピソード①:コロナ禍での奮闘

私たちが親子留学を始めたのは2019年7月。そして、カナダでもコロナ禍が本格化したのが2020年3月頃でした。

春休みが明けることはなく、そのまま一度も学校へ行けないまま夏休みになりました。この時期、カナダ政府や学校から次々と連絡が入り、その度にルールが変わる状況。

仮に日本語だったとしても大変だったと思いますが、英語での対応にはさらに苦労しました。

子どもたちはBC州の保険制度「MSP」に加入していたため保険番号がありましたが、私はそれがなく、ワクチン予約に必要な番号を発行してもらう必要がありました。

この手続きや、ワクチンの予約、学校からの連絡事項、ワクチン証明書のQRコード発行など、多くの手続きを娘に頼りました。

また、当時は海外からカナダに入国すると2週間の隔離が義務付けられており、隔離中には「きちんと自宅にいるか」の確認電話が数回かかってきました。この際も事情を説明し、電話対応を任せて、私は横で答えたりするだけでした。

困ったエピソード②:車の度重なる故障

カナダでは、中古車のトラブルが少なくありません。日本のような車検制度がないため、故障車もよく見かけます。

私たちの車も例外ではなく、ある日突然、アクセルを踏むとガタガタ揺れ出し、乗れない状態に。その後も数ヶ月おきに同じ症状が出て、ディーラー(?)へ5回も持ち込みました。

英語も車の仕組みも分からない、車の事なんて日本語ですら理解できない私達…・子どもたちに付き添ってもらい、修理のやり取りをしてもらいました。もちろん彼らも車のことは詳しくありませんが、一緒に対応してくれました。

結局、5回目の修理後すぐにまた壊れたため、車を手放すことに…。エンジンがダメだと言われましたが、娘がディーラーの方と上手く対応してくれて、思っていたより高値で買い取ってもらえたのは唯一の救いでした。

何とかガソリンスタンドまで乗っていき、このまま運ばれていきました…

困ったエピソード③:突然の引越し

以前住んでいたコンドミニアムは新築でとても綺麗で、割とお手頃な家賃だったため「ずっと住もう」と思っていました。

ところが、オーナーが突然「部屋を売りたいから引っ越してほしい」と言い出したのです。びっくりして「せめて娘の高校卒業までは住ませてほしい」と頼みましたが叶わず、上の娘の卒業式直前というタイミングで、引越しを余儀なくされました。カナダではよくあることです。

子どもたちが学期末の勉強やプロムの準備で忙しい中、オーナー代理や不動産会社とのやり取り、新居の内見などを全て子どもたちの力を借りました。

唯一、自分でやり取りできたのは、たまたま見つけた日本人経営の引越し業者。これに関しては私が全て対応できました(笑)丁寧で迅速に対応していただけて良かったです。

困ったエピソード④:車の保険更新

カナダでは車の保険を毎年更新します。我が家では1年分を一括で支払っており、更新時期が近づくとICBC(Insurance Corporation of British Columbia)から手紙が届きます。

その内容を確認し、窓口または電話で手続きを行うのですが……ここでも子どもたちの出番です(笑)

今年は電話で更新手続きを行いました。「このままの内容でいいか」「初心者ライセンス(息子)の登録をそのままでいいか」「割引対象に該当するか」を確認してもらい、無事に保険を更新することができました。

これも私一人では、相手が言っている事を全て理解する自信がないし、何か聞き間違えて違うことになって、結局子供達にやってもらう事になるので、毎回やってもらっています。

困ったエピソード⑤:あらゆる場所からの水漏れ

ある日、シャワーがポタポタと垂れてくるようになり、日を追うごとに、その水の量が増えていきました。

一晩中ポタポタポタポタ。。。。うるさいっ!

オーナーに連絡したら夏のバケーションに出ちゃってるんだよねーと言われ、結局ポタポタ事件の全てが解決したのは2ヶ月位かかりました( ̄▽ ̄;)

その次の日、水道をイジる工事をしたからであろう・・・、今度は水道の水がポタポタするように(怒)もうこれは音しないし、ほっておいてます。。。

引越し当初から備え付けられていた食洗機はとても古く、ゴムパッキン部分が剥がれかけており、汚れが目立っていました。掃除はしましたがパッキンは外れてしまうので、オーナーに言って取り替えてもらいました。

古いタイプだからカナダになくて、海外から取り寄せたと言って取り付ける際、『えっ!?絶対そこ切っちゃいけない部分でしょ。。。』という部分を切って、『よし、これでOK』とか言って終了。

案の定、ちゃんと機能する訳もなく、しばらくすると水が漏れてきてしまいました。これを写真と動画でお知らせ。結局、食洗機ごと新しい物に変えてくれました。

それから少ししたある朝、キッチンパントリーの床が水浸しになっていました。嫌な予感…。辿ってみると壁からで、壁に完全に水が染み込み、柔らかくなってしまってるし、まだ垂れてきてるで、すぐにオーナーに写真と動画を付けてお知らせしました。

 

それから、コンドミニアムを管理しているメンテナンスの人だったり、オーナーが家を出入りしました。水道管からの水漏れでした。我が家のワンコは臆病で人が入って来る事が好きではなく(特に男性)、めちゃくちゃ毎回怖がり吠えていました。ストレス…。

まずは壁を乾かさなくてはいけないとなり、大きな機械が数台持ち込まれ、大きな機械音と共に24時間体制で稼働、それが4,5日間続きました。乾き具合をチェックしに人が毎日くるし、一晩中でうるさいしまたストレス。。。乾いたら今度は壁を直す人が登場。直して塗って乾かして棚を付け直して…3日間出入りしてようやく終了。

これらはテキストでやり取りをしたので、状況を説明する長い文章や電話は子供の力を借り、ちょっとしたやり取りは自分でやりました。色々な人からテキストがきて、ホント誰!?って感じでした(笑)

人が来る時は子供達は学校なので一人で対応せざるを得ないし、長くかかったので本当大変でした。この水事件3連続、引越しして1年以内に起こった事です…。

沢山の人が出入りしたので、ワンコがまずストレスになるし、皆フレンドリーな方ばかりでしたが、一人の時に知らない人が来るのは、やはり少し警戒してしまいます。まあでも、直ったならいいやと思っています。

そしてこのブログを書いている本日、1週間の間に数回、今度は冷蔵庫の下が水浸しに…。初めは私が水をこぼしたかと思っていましたが、どうやら冷凍庫のどこかから水が出てて、庫内の底はアイスリンクのように凍っているのを先ほど発見。またまた水ですよ…。また連絡しなくては(T ^ T)

困ったエピソード⑥:息子の耳から血が…

ある朝、息子が「耳から大量の血が出ている」と言いながら起きてきました。見ると、枕にたくさんの血が付いていて、私は驚いて「すぐに病院に行こう!」と言いましたが、息子は「とりあえずシャワーを浴びる」と言い、シャワー後には「血が止まったから行かない」と言って普通に学校へ行ってしまいました。

その後、授業中に耳に激痛が走り、めまいがしてしまった息子は、先生に「親と一緒に救急で病院に行きなさい」と言われ、私に連絡がきました。当時、車を持っていなかったため、私はバスで学校へ向かい、その後Uberを利用して先生から紹介された大きな病院へ行くことに。

病院では、受付を済ませた後、銀行の窓口のような場所に呼ばれました。そこでは診察前に症状を説明する必要があり、息子が英語で自分の症状をすべて伝えていました。そんな息子の姿を見て、「親として自分の無力さが情けない」と強く感じてしまいました。

診察が終わるまでに約4時間かかりましたが、カナダの医療事情を考えるとこれでも早い方だったのかもしれません。

診断結果は「鼓膜が破れている」というものでした。しかし、原因は今でもまったく分かっていません。処方箋をもらってドラッグストアで薬を受け取り、帰りは電車で帰宅しました。

この一件は、車を真剣に購入しようと考える大きなきっかけにもなりました。

困ったエピソード⑦:コンドミニアムの管理会社からの連絡

以前住んでいたコンドミニアムの管理会社から、突然メールが届きました。

内容は『ゴミ捨て場にあなたが捨てたトランクを引き取ってください』というもの。「我が家ではありません」と返答したところ、『あの子供用のトランクはあなたが捨てた物ではありませんか?』と再度連絡がきました。

そこで、「我が家の子どもたちは18歳と16歳で、子供用のトランクは使っていません。また、我が家のトランクは夏のバケーション後からずっとストレージに保管しています」と伝えました。

さらに、この件が私の履歴に残らないよう、「誤った記録は削除し、その証明となるレターを送付してください」とお願いしました。管理会社は大きな組織だったため、しっかりと対応してくれ、削除したことを証明するレターを添付したメールを送ってくれました。

どうやら、ゴミ捨て場を最後に使用したのが私だったために、誤解されてしまったようです。このような記録が残ってしまうと、次の引越しの際、新しいオーナーが確認することになるため、きちんと削除されて本当に安心しました。

この件でも、英語で書いた文章を子どもたちに確認してもらいながら対応しました。

まとめ

その他にも、挙げたらキリがないのですが、生活していると色々な事が起こります。(スマホやインターネットの変更、息子がスポーツで指骨折、腰強打などなど)本来なら親がやるべきことを、当時高校生だった子どもたちは、勉強や学校生活の合間を縫って、時に面倒くさそうに、手伝ってくれました(笑)

子どもたちはいつも決まって「ママは英語が苦手なので娘の私が話しますね」と説明し、瞬時に通訳してくれます。長年の経験からか、今では同時通訳がとても上手になりました(^∇^)笑

カナダの人達もこういった状況には慣れているのか、とても柔軟に対応してくれます

カナダ生活も6年目となり、私も少しは慣れてきました。私にとって日本語だったら自分で解決できた事が、英語ではできなくなるので、こういったエピソードは全て私にとって、英語ができなくて困ったエピソードになるのです。

子どもたちの成長と英語力の向上もあり、来たばかりだったら大変だったような問題も、今ではスムーズに解決できるようになりました。いずれ私が日本に帰り、二人での生活が始まる頃には、「母の英語力不足のおかげで鍛えられ良かった」と思うということにしておきましょう(笑)

他のカナダでの親子留学の経験も、以下からぜひご覧ください。

⭐️【留学体験記】カナダの中高校生活5年間 | 息子が語る、成長と挑戦の物語

⭐️バンクーバーでの親子留学に車は必要?

⭐️【カナダ親子留学6年目】日本のインターナショナルスクールと現地校の違い|子どもの日本語力どうなった?

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