【留学体験記】カナダ留学6年目の息子が語る、現地に馴染むための4つのポイント

はじめに

こんにちは!2019年に、当時Grade9(中学3年生)の娘とGrade8(中学2年生)の息子、そして愛犬と一緒にカナダへ渡航し、親子で留学生活をスタートさせた母です。月日が経ち、カナダ生活は6年目を迎えました。今では子どもたちも大学生となり、それぞれの道を歩んでいます。

海外での生活に憧れはあっても、「うちの子どもたちは本当に現地に馴染めるのだろうか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

実際、私自身も娘が14歳、息子が12歳で留学を決めたとき、同じような不安を抱えていました。でも、彼らがこの6年間で経験してきたことを振り返ると、「現地に溶け込むために大切なこと」は、意外とシンプルだったと感じています。

ここでは、子供達の経験から、海外で溶け込むための4つのポイントを詳しくご紹介します。

覚悟を決めて積極的に行動することが大切

新しい環境に飛び込む時、一番大切なのは「覚悟」だと言います。これは親の私にも言える事です。

子供達はカナダに渡る前に、「自分は他とは違う挑戦をしている。この環境で生き抜くんだ!」と心に決めたそうです。これは簡単なことではありませんが、この覚悟こそが、二人を支えた大きな要素だったと思います。

海外に来たからには、他人任せにするのではなく、自分から積極的に行動する必要があります

娘も息子も最初は怖がっていましたが、自分から友達を作りにいったり、授業で手を挙げたり、様々なかたちで積極的に現地の文化に触れるように努力していました。これが、周囲に溶け込むための第一歩です。

迎えに行っても、なかなか帰らない息子。。。

失敗を恐れないことが成功の鍵

誰だって新しい環境では失敗するものです。娘も息子も最初は数えきれないほど失敗したと言います。

例えば、言いたいことが英語でうまく伝わらなかったり、授業の内容が理解できなかったりと、悔しい思いを何度も経験しました。

でも、彼らはその失敗を恐れずに受け入れ、それを学びに変えていきました。失敗するたびに、「じゃあどうやって克服しよう?」と考え、努力を重ねた結果、彼らは自分に合った勉強法やコミュニケーションの仕方を見つけました。

なんでも積極的に取り組んでいるから、様々な事に早く気づけたと思っています。その過程で、周りの先生たちもこの姉弟の成長に気付き、「この子達は伸びる」と評価してくれました。

娘の卒業式、娘と息子をとても良くして下さった先生と

卒業後も、先生たちは彼らの進路や大学について親身に相談に乗ってくれています。失敗から学ぶ姿勢が、実は最も大切な適応力なんだなと感じました。

自分の好きなこと、分野を明確にすること

海外での生活において、娘と息子が自分の趣味や好きなことを持っているのはとても大きな力になります。

娘はインドア派でアニメも好きで、息子はアウトドアが大好きな一方で、ゲームやアニメにも興味がある二人です。カナダでも日本のアニメは人気があり、彼らは同じ趣味を持つ友達とすぐに打ち解けることができました。

また、二人共がビジネスに興味があり、息子は更に数学に興味を持っていることを知ったクラスメートや先生たちも、それに共感し、協力してくれました。

自分の興味や得意分野を明確にすることで、新しい環境でも共通の話題が見つかり、人と繋がるきっかけになります。趣味や興味があることを通じて友達ができると、自然と新しい環境にも馴染みやすくなると言っています。

英語勉強中と正直に伝え、誇りを持つこと

言語の壁を感じることは、第一言語ではない国で生活する上で避けられないことです。

でも、彼らはそれを恐れずに「今、英語を勉強中なんだ」と正直に伝えました。そして、「もし間違えたら教えてほしい」とお願いすることで、相手とのコミュニケーションもスムーズになりました。周りの人たちは彼らの努力を理解し、助けてくれるようになりました。

また、カナダでは日本文化が大好きな人が多く、子供達が日本人であることに誇りを持つことが、新たな友達を作るきっかけにもなりました。日本人であることを自信を持って伝えることで、自然と人々の好意を得られることも多かったです。私も子供達と買い物に出ていて、私達の日本語での会話を聞いて、レジの人など「あなた達、日本人?私は日本が大好きなんだ!」と、話しかけられる事も多々あります。

海外生活において適応するためには、これらのポイントを意識することが大切です。

まとめ

彼らの経験が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。適応力は一朝一夕に身につくものではありません。彼らも簡単にそう出来た訳ではありません。

通い始めた最初不安や、日々の困難、それに時には涙して立ち向かっていっている二人を、私もずっと見てきました。彼らの経験から思う、溶け込むためのポイントを少しずつでも心がけていけば、きっと新しい環境でもすぐに楽しく過ごせるようになります。スタートは誰でも同じです!勇気を持って、一歩踏み出してみましょう!

カナダでの高校(Secondary School)の経験も、以下からぜひご覧ください。

⭐️【留学体験記】カナダの高校生活5年間 | 息子が語る、成長と挑戦の物語

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