【親御さんも必見】カナダの高校の授業について現役高校生が徹底解説してみました!

2024.06.05

近年人気が高まりつつある『カナダの高校留学』この記事では、現地の高校に通っている弊社の生徒様に調査をしながら、カナダの高校の授業について徹底解説しています。高校留学に興味がある方や親御様に必見となっています。

目次

    • 選択科目にはどんな科目がある?

      カナダの高校では、日本の大学のように自分で時間割を作ることができます。そのため、科目も自分の好きな授業を選ぶことができるのです。学校によって提供されている科目は異なりますが、こちらの記事では日本の高校では習わないようなユニークな選択科目を紹介していきます!

      ☆留学生におすすめのコース

      カナダに渡航したばかりの留学生に人気のコースはこちらです!

      <家庭科系>

          • Food studies

      日本でいう家庭科の調理実習のような、料理についてを学ぶ授業です。授業内で作り、食べたりすることも多いですが、稀に、イベント参加者にランチとして提供したりすることもあります。Food studiesをさらにレベルアップした、カリナリー(Culinary)クラスではより本格的に調理についてを学ぶことができ、学校のカフェテリアの運営も生徒さんで行っている学校もあります。

    • お皿に食べ物が盛り付けられている
          • Baking

      カップケーキやクッキー、パンなどをグループで作ったりなどする科目です。アカデミックすぎない内容のため単語がわかりやすく、グループワークを通して他の生徒たちともコミュニケーションをとりやすいため、英語力に自信がない方でも受講しやすく、楽しく英語を学んだり、友達を作ったりすることができます。

       

      <アート系>

          • Art

      日本の美術の授業と似ていますが、カナダの高校ではさらに細かく分かれています。例えば、Ceramics & Sculpture(陶芸), Drawing(描写)、Design(デザイン) などがあるようです。

       

          • Choir

      合唱のクラスです。授業内では歌うスキルなどを学んだり練習をしたりし、実際に集会や学校のイベントで歌います。フレンドリーな生徒さんが多い印象ということで、友達も作りやすい環境となっているようです。

       

          • Acting/Theater

      演劇のクラスも留学生に人気なクラスです。セリフの暗記などは英語力アップにも非常に効果的で、友達も作りやすいです。また、イベントがあった際には、生徒の前で披露する機会もあったりするので素敵な思い出作りにもなります!

       

          • Languages

      手話、韓国語、中国語、スペイン語、フランス語などがあります!日本語の授業の提供がある学校も実は多いのです!英語の習得ができるようになってきて、第3言語を学べる余裕が出てきた際など、日本の高校ではなかなか学べない科目なので是非挑戦してみてください!

       

      <理系>

          • Computer

      Computer を扱うクラスにはウェブサイトのデザインについてを学べるクラスや プログラミングを学べるクラスなど様々な種類があります。デジタル社会の今だからこそ、需要の高いクラスです。将来のためにもパソコンの使い方を学べる機会が授業としてあるなら挑戦してみたいですよね!難易度は高めとのことですが、将来情報社会を生き抜くための大事な能力と知識を得ている気がすると高い達成感を得られている生徒さんが多いようです。

       

          • Robotics/Gaming/Coding/Drafting/Animation

      日本の高校でいう”技術”の授業に分類されるものをまとめてみました。ロボティックスクラスでは、実際に作ったロボットを使ってクラス内で戦ったり、州のコンテストに参加したりなどしたりします。大きな学校では授業の種類も豊富で、設備も充実しているので、こういったプログラムに興味がある方は、学校選びの際にきちんと選択科目のリストを確認しましょう!

       

      <スポーツ系>

          • Dance

      ダンスクラスを提供している高校もあります。中には、初心者用クラスと経験者向けの上級クラスに分かれている場合や、チアリーディングとヒップホップに分かれている場合などもあります。授業によっては人気が高く、オーディションに受かった人のみ受講できる場合などもあるようです。ダンスクラスでは発表会や集会で踊ったり、運動部の応援として参加したりなどします。自分達でヘアセットやメイクアップをしたりして披露することが多いようで、とても思い出に残る経験ができるクラスとされています。

       

          • PE

      体育は日本のような厳しさはなく、ドッジボールやサッカー、バドミントンなどのゲームをすることが多いようです。また、Weight Training(筋トレ)のクラスもあり、筋トレをしながら単位を取ることもできたりします。学校にジムが設備されている場合は、近くのコミュニティセンターでやる場合、学校外の時間でやる場合などがあります。さらに、体育の授業の一環で遠足に行くこともあるようで、生徒さん方は実際にゴルフ場に行ってゴルフをしたり公園で遊んだりしたことがあるようです。こちらのクラスも友達作りにピッタリです!

      森林 広場

      ☆大学のためにおすすめコース

          • Business

      Business 系はEconomics, Accounting,Entrepreneurship,Financial など細かく分類されていて、自分の興味のある特定の分野について学ぶことができます。Accountingでは学校の売店で店員をして商売を学ぶなどユニークです。

      経営に関する資料が映し出されている

          • Leadership

      リーダーシップや積極性を向上したい子たちがイベントの企画だったりを学ぶクラスです。多くの大学で積極性が必要とされているので、大学進学準備にぴったりなプログラムとなっています。

       

          • Peer tutoring

      Grade 11-12が取れる、下の学年に数学や英語などを教えたり、先生の手助けをするクラスです。リーダーシップや責任感、コミュニケーションスキルなどたくさんのスキルを培うことができます。先生によっては仕事がなければ自分の課題などをやらせてくれたりもします。将来教師になりたい方は間近で先生について学べる絶好の機会です!日本人は日本語のクラスで活躍できると思います!

       

          • Council 

      これは日本でいう生徒会のようなもので、イベントを企画したりします。学校によっては、コースとして認められているため単位をもらうことができます。ミーティング自体は、放課後やランチタイムに設定されており、会議への出席率や出席態度、パフォーマンスなどをベースに成績がつけられます。実際に受講している生徒さんに聞いたところ、イベントのためのポスターをたくさん作らなくてはならなかったり、決めないといけないことがたくさんあったりと中々大変のようです。しかし、単位が多く取れたり大学受験の際にアピールできたりするので、大学進学準備にはとっておきです。

       

      ☆主要教科

          • Math: Statistics, Precalculus ,Calculus, Foundation

      Foundationは数学を使う職業(大学専攻)につかない人で、数学を使う職業の人はPre calculusかCalculusをとります

       

          • Science: Biology, Chemistry, Earth Science, Physicsなど

      理科の資料が映し出されている 顕微鏡で微生物を観察している

      *数学と理科では関数電卓を頻繁に使うので用意しましょう

       

          • English: Writing,Reading, Grammer , Literary studiesなどから選べます
          • Social studies: History, Geographyの他にもLaw studies, Psychology, CriminologyなどもSocial studiesです

       

      カナダの高校卒業資格取得に必須の科目は?

      カナダの高校卒業に必要な必修科目は「Graduation Requirement」と呼ばれています。これらの科目を全て受講しないと卒業できません。日本では、国で卒業に必要な科目などは決まっていますが、カナダでは州ごとに異なるため、「州の名前 + high school graduation requirement」と検索するか、学校や教育委員会のウェブサイトで確認することができます。必修科目を全て履修するためには、授業選択に注意する必要があるので、カウンセラーさんと密に相談を重ねながらプランニングをしましょう。

    • 人生ゲームを広げている

      教科書の違いは?

      カナダの教科書は、下記の写真のように図鑑みたいな重さなので、デジタル教科書を使う先生も多いです。パソコンやタブレットがあると広い画面で見やすいので、日本から持ってくることをおすすめします。

      特に、数学や理科では教科書を使いますが、プリントワークがメインで英語や社会では教科書がないこともあります。

      教科書は学校から貸し出され、1年後に返却しなくてはいけないので、汚したり、書き込んだり、失くしたりしないようにしましょう!

    • 英語で書かれた教科書

      クラスってどんな感じ?

      カナダの高校のクラスは日本よりもカジュアルな雰囲気です。また、カナダは移民の国で多国籍なため、クラスメイトのルーツもさまざまです。そのため、留学生の英語に対しても、優しく聞いてくれたり、サポートしてくれる学生が多いです。中には、幼少期にカナダに移った生徒さんも多く、英語を学ぶことの大変さや、海外生活の大変さなどを理解してくれる現地の生徒さんも多いようです!

      また、先生も協力的なので、わからないことはどんどん質問して意欲を見せましょう!先生たちと仲良くなるのも非常に大切です。

       

      Advanced Placement (AP) とは?

      AP(Advanced Placement)は、大学の単位を先取りできる授業です。例えば、数学のAPを受けて合格した場合には、大学での数学の授業が免除され、節約することができます。また、大学受験の際にも評価され、自分のチャレンジ精神や能力を示すことができます。ただし、APの単位はアメリカとカナダの大学にのみ有効ですので、アメリカやカナダの大学に進学したい場合やアピールしたい場合に取ることが推奨されます。APの取得方法は、通常はサマースクールなどを利用してGrade10から12までの授業を終了し、Grade12の時にAPを受験する方法が一般的です。しかし、学校によって異なるため、入学時にカウンセラーと相談して適切な計画を立てることが重要です。さまざまな科目が提供されているので、自分の興味や能力に合わせて挑戦してみてください。

       

      カナダの高校のテスト事情

      カナダの高校では、先生と教科によってテストのスタイルも大きく異なります!しかし、単元ごとにテストがあることが多いです。先生によっては単元ごとに小テストを行ったり、学期ごとにテストをしたり、学年末に一年の全範囲をテストしたりします。そのため、初日の授業で先生にテストスケジュールを確認したり、履修登録前に聞いてみることがオススメです!

      小テストは基本的なことしか聞かれないので、先生から出された課題、教科書、ノートを見直しておけば大丈夫ですので安心してください。

       

      カナダの高校ではどんな課題出る?

      日本のような、教科書を読んだり、問題集を解いたりするような課題よりも、プレゼンテーションの準備やエッセイの執筆が課題となることが多いです。通常、1週間ほどの時間をかけて課題を完成させ、提出することが多いようです。

      エッセイやプレゼンテーションの準備には、パソコンやタブレットが必要となるため、日本から持ってくることをオススメします。

       

      まとめ

      今回は高校の授業について詳しくご紹介しました。

      カナダの高校生活を快適に充実させるためには、不安なことやお悩みごとがある場合に、すぐにカウンセラーや先生、友達に相談することが大切です!

      また、学校や教育委員会のウェブサイトで情報を収集したり、自分の興味や進路計画についてをしっかり考えることも大切です。

      日本とは異なるシステムや授業が待っていますが、とても楽しい経験になると思うので、ぜひ興味がある方は一度カナダ専門.comにお問い合わせください。

      最後まで読んでいただきありがとうございました!次のブログでお会いしましょう!

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